安部公房(1924.3.7~1993.1.22)は小説、戯曲、演出なども手がけた国際的評価の高い作家です。デビュー前は詩も書き、謄写版刷「無名詩集」を自費出版しました。工房は当時の満州国奉天市で小学校に通います。その期間中、医師である父浅吉がドイツに留学した約1年半、本籍地東鷹栖村(現旭川市東鷹栖)の母ヨリミの実家に滞在しており、その後も何度か帰省していました。
公房は多くの作品において日常と非日常、中心と周辺、夢と現実、人間と非人間の境界線を越境往来し、常識や境界線そのものをも破壊し、人間と世界の生存可能性を追求しました。世界的規模の不安や、孤立した個の不安定さを感じる現代。公房の作品世界に触れることにより、明日への道筋を見出すきっかけになれば幸いです。「明日のない希望よりも むしろ絶望の明日を」(安部公房)
主催 | 旭川文学資料館 |
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開催日 | 2023年11月14日~2024年02月29日 |
時間 | 開館 10:00~16:00 |
会場 | 旭川市常盤公園1971-5 旭川市常盤館内 旭川市文学資料館 ミニ展示室 0166-22-3334 |
対象者 | 一般市民 |
申込方法 | 自由参加 連絡先:旭川市議会事務局(広聴広報委員会)TEL:25-6380 FAX:24-7810 |
定員 | 先着順 |
費用 | 無料 |
詳細情報 | https://www.abs-tomonokai.jp |
資料ダウンロード | 資料のダウンロードはこちら(PDF) |
備考 | 文化・歴史プログラム |